掛で飲ませた客探し

掛で飲ませた客の
11万円が回収出来ずに、
連絡も取れず、
俺に泣きついてきた爆弾キャバ嬢。


爆弾キャバ嬢に
説教しても始まらないので・・・。
とりあえず、掛で飲ませた客探しを
手伝うことになった。

で、爆弾キャバ嬢に
掛で飲ませた客の分かる情報をヒアリングした。

・蒲田周辺に住んでいる
・実家暮らしである
・名前（仮名で　「蒲田」さんとしよう）
・携帯の番号　

くらいしかわからない状況！


だが・・・
この実家暮らしがミソだった！


昔からその辺に住んでる人であれば、
電話帳に出ている可能性も高いのである。


なので、
俺は、まず104に電話して、
「蒲田」という名前が
電話帳登録があった。


すると？「蒲田」という名前があった！！
蒲田周辺に同じ名字は1件の登録しかなかったのだ！


まだ、掛で飲ませた客の家かはわからないが、
意外とあっさり、
住所までたどり着いたのである・・・。


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爆弾キャバ嬢が泣いている理由

爆弾キャバ嬢は
電話越しに泣きながら
蒲田にいるというので、
俺は車で向かった・・・。


到着し、
車から降りて迎えにいくと、
爆弾キャバ嬢は
いきなり俺の胸に飛び込んできて泣いた・・・。


俺「まぁ、まぁ、何があったか教えてよ！！」
といって、車の助手席に乗せた。

来る途中で買ってきた、
飲み物を渡し、
少し落ち着かせた。

俺「で、どうした？？」

爆弾キャバ嬢
「あのね・・・
　私のお客さんで、私のバースデーの時に行きたいけど、
　給料前だから何もしてあげられない！」
　って言うから、
　店長にお願いして、
　掛け(売掛、ツケでお金を払う約束)
　にしてもらったんだけど、
　２ヶ月たってもまだ払ってもらえなくて・・・」

「店長からは
　払いにこなかったら給料から引くって・・・
　私、もうどうしたらいーんだろう？？」

と言った。

俺「で、掛けはいくらあんの？？」
爆弾キャバ嬢「11万円・・・」

俺「11万って、バースデー一晩で？？」
爆弾キャバ嬢「そう！」

俺「お前さ・・・、
　　バースデーに見栄張りたいのは分かるんだけどさ、
　　相手は、ホストじゃねぇんだら、
　　掛で飲ますような事すんなよ・・・」
(まぁ、今更言っても仕方ないのだが・・・)


と、この爆弾キャバ嬢が泣いている理由は
こういった事らしかった・・・。

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助けて・・・もう、頼れる人いないから・・・

俺は楓と付き合っている状況にあった。

だから、基本的に逢える時は逢うし、
店でも勿論、楓を指名する！

楓には、
子供もいて、
いつでも逢えるわけではないし。

それを知ってか、
知らずか、爆弾キャバ嬢
(こないだ俺の連絡先を聞いてきた女)から

「ちょっと出勤前に会えないかな？」
と連絡が来るようになった・・・。

ただ、さすがにこれは、近すぎる・・・。

ということで、
俺は、なんだかんだ断り続けていた。


で、ある時のこと、
深夜に(もう、朝方に近い時間)爆弾キャバクラ嬢から
泣きながら電話がかかってきた・・・。


爆弾キャバ嬢
「助けて・・もう、頼れる人いないから・・・（泣き崩れている）」


俺「おいおい、大丈夫か？？どうした？？」

爆弾キャバ嬢
「お願い、少し会えないかな？」

爆弾というルール違反しているが、
一応、楓の友達だしな・・・なんて思い

悩んだが、
困ってそうだったので、
とりあえず、会うことにしてしまった・・・。


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